ケガさせちゃいました…。【完結】

……


午後8時30分


「今日って、打ち上げ花火あるんだよね?」


暁「あぁ…、たしか、9時からだな」


「あと、30分かぁ〜!それまでどうする?」


暁「屋台でも見るか…」


「だね!」


そして、私たちは屋台を見て回った


「あっ!」


暁「どうした?」


「あの屋台いいなぁ〜!」

私が見ていたのは、アクセサリーの屋台!名前を入れてくれるの!


暁「……見るか?」


「うん!!!」


屋「いらっしゃいませ〜!おっ?カップルかい?」

「いえ、友達です!」

屋「あら…そうなの?でも…」

コソッ「あなたは、彼のこと好きでしょ?」

「ん!?!?な…なんでわかるの!」

屋「あらあら、図星?」


「っ…//」

屋「そんな子にオススメの商品は……これかな?」

おばさんが差し出したのは、天使のネックレス


お「これは、片思いが実るネックレスだよ。効果は抜群だよ」

な…に!?片思いが実るだって…!?


「これ!ください!」

お「はいよ!そちらの方は…?」

暁「俺は大丈夫です…」


お「そうかい…オススメのがあったのに…」


コソッ「見てくだけ見てこうよ」

暁「……あぁ」


「おばさん!見せて?」

お「はいよ。……これだよ」

そういって、見せてくれたのは、シルバーのプレートネックレス

「かっこいい!」

お「買ってくかい?」

「う〜ん、どうしよう!おばさん、この効果は?」


お「それは……『いつまでも一緒にいられる』だよ」


暁「買う……」


お「そうかい、毎度あり。名前を教えて」


「鈴と暁です」

お「わかった…花火が終わったら来るといい」


「はい!分かりました!じゃあ」

お「あぁ、気をつけてな」







< 85 / 139 >

この作品をシェア

pagetop