ケガさせちゃいました…。【完結】
……
午後8時30分
「今日って、打ち上げ花火あるんだよね?」
暁「あぁ…、たしか、9時からだな」
「あと、30分かぁ〜!それまでどうする?」
暁「屋台でも見るか…」
「だね!」
そして、私たちは屋台を見て回った
「あっ!」
暁「どうした?」
「あの屋台いいなぁ〜!」
私が見ていたのは、アクセサリーの屋台!名前を入れてくれるの!
暁「……見るか?」
「うん!!!」
屋「いらっしゃいませ〜!おっ?カップルかい?」
「いえ、友達です!」
屋「あら…そうなの?でも…」
コソッ「あなたは、彼のこと好きでしょ?」
「ん!?!?な…なんでわかるの!」
屋「あらあら、図星?」
「っ…//」
屋「そんな子にオススメの商品は……これかな?」
おばさんが差し出したのは、天使のネックレス
お「これは、片思いが実るネックレスだよ。効果は抜群だよ」
な…に!?片思いが実るだって…!?
「これ!ください!」
お「はいよ!そちらの方は…?」
暁「俺は大丈夫です…」
お「そうかい…オススメのがあったのに…」
コソッ「見てくだけ見てこうよ」
暁「……あぁ」
「おばさん!見せて?」
お「はいよ。……これだよ」
そういって、見せてくれたのは、シルバーのプレートネックレス
「かっこいい!」
お「買ってくかい?」
「う〜ん、どうしよう!おばさん、この効果は?」
お「それは……『いつまでも一緒にいられる』だよ」
暁「買う……」
お「そうかい、毎度あり。名前を教えて」
「鈴と暁です」
お「わかった…花火が終わったら来るといい」
「はい!分かりました!じゃあ」
お「あぁ、気をつけてな」