隣の君と隣の私。
まるであたしの心を読んだような言葉。



でも、こんなに近くにいて聞いてないわけがない。



さり気ない彼の優しさ。



「ありがと…佐野くん。優しいね」



風に煽られている髪は彼の瞳を露わにして。
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