隣の君と隣の私。
「………荷物、これ?」



佐野くんの片手にはあたしのバッグ。



「うん。けどもう少しで終わりだし、手伝おぅ…」



「………顔色悪いのに?」



手伝おうかな。



その言葉はさえぎられた。
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