隣の君と隣の私。
ボーッとその女の人を見ているとその人はあの場所へ足を進めた。



そう、佐野くんのいる場所。



親しげな女の人。



前髪が彼の表情を読み取られないように隠しているようで。



ううん、読み取らせないんだ。
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