…………すき。



学校に着くと、いつもより少しみんな、騒がしかった。


やっぱり、バレンタインデーなんだな、と、のんきに考えながら教室に入ると、



『………………………………おはよ。』
『お、おひゃ、おはよっ!』
「わぁぁあっ!!」


雅とゆうちゃんと私の声が重なった。


っていうか、ゆうちゃん、おひゃって笑笑



「どこから出てきたのよ?!息止まるかと思ったよ!!」

私が二人に向かって言ったとき。



『美優、静かにしなよ。バレンタインデーだからって、興奮しすぎ。』

そう言って、さらちゃんが笑った。



でと、そんなさらちゃんの視線の先には私が持ってきたトリュフの袋。


もー、欲しいなら言えばいいのに♪

ツンデレさんなのかな笑


「はい♪さらちゃんの分だよ!」


そう言ってトリュフの入った袋を渡すと、

さらちゃんの目が少し輝いたような気がした。

「えっへへへー♪うれしい??」


思わずニヤニヤして、さらちゃんに言うと、



『別に。…………ニヤニヤしないでよ。気持ちわるい!』



ーーー今日もさらちゃんは毒舌全開です!


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