…………すき。

ゆうちゃん♪



次の日。


昨日、ゆうちゃんの泣き顔を見れたから、

いつも以上に私はハイテンションで学校に来ていた。



ーーガラッ


「あ!ゆうちゃん!!おはよ♪」

ゆうちゃんが教室に入ってきたので挨拶する私。


『…………………。』



え、ゆうちゃん、無視?!


ひど……。


ゆうちゃんが挨拶を返してくれなかったので、

ちょっと落ち込んで席に座り、下を向いていると、


『………………ぉ、おい。』


私のところにゆうちゃんがテクテクと歩いてきた。


なんだろう?と思ってゆうちゃんを見ていると、

『……………っ!……ょ。……………ぉ。』


もじもじしながら小さな声でなにか言っているゆうちゃん。


「え?なに?どうしたの??」


私が首をかしげていると、


『お!ぉは………よ…。』


!!!!!!!!!!!


ゆうちゃんが!おはようって言ってくれたぁぁあ!!


「おはよ♪」

私がそう言ってニコッと笑いかけると。


『へへへっ♪』

と、ゆうちゃんが照れた顔で笑った。



ぅ、ぅぉぉおおおおおお!!!!!


今のは、ずっきゅーーんってきたよ!!!



「ゆうちゃーん!笑った方がかわいい!!いや、泣き顔も譲れないけど…!」


心臓がバクバクなっているなかゆうちゃんに言う。


『うるせぇ!変態!!!アホか!!』


あーぁ。ゆうちゃん、元に戻っちゃった……。


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