…………すき。
どきどき。


春休み最終日。


私が家でゆっくりしていたら、

インターホンが鳴った。



「誰だろう?」


独り言を言いながら玄関のドアを開けると、


『き、来てやったぞ!!』


!!!!!!!


……ゆうちゃんが立っていた。



************************************************



とりあえず、今家には私しかいないので、



ゆうちゃんに家にあがってもらった。



『あ、あがっていいのかよ?!親、親いないんだろ?!やばいよ!!』



「???なにが??やばいの????」



なぜか焦るゆうちゃん。


訳のわからない私。


「ほら、私の部屋行こ?」


私がそう言うと、

ゆうちゃんの顔が真っ赤になった。


「ゆうちゃん?!熱あるんじゃない?!?!」


焦ってそう聞くと、


『ばーか!ちがうもん。』


ちがうもんって。もんって!!

「な、なら、いいけど!」


静まれ、心臓!!

どっくんどっくんうるさいよ!!


『おい?どうかしたのか??』


ひょこっと首をかしげて私の顔をのぞいてくるゆうちゃん。


きゅぅぅぅぅん///


かわいい。この上なくかわいい。


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