…………すき。
鼻をすすりながら教室に行くと、
誰かに制服の袖をつかまれた。
振り向くと、ゆうちゃんが立っていた。
『お、同じクラスだな!腐れ縁ってやつか!!』
そう言いながら私の袖をきゅっとつかんでるゆうちゃん。
ツンツンしてるけど、かわいすぎるよ…。
「そうだね、同じクラスだね♪」
私が言うと、
『………ぼくの。』
後ろから声がした。
?!?!
びっくりして振り返ると、
「……雅!!」
雅がむぅっと口をとがらせていた。
なんで、いじけてるんだろ笑
『おい!なんだよ、おまえ!』
ゆうちゃんが雅に向かって言った。
『雅。………………………名前。』
雅がゆうちゃんに言った。
『え、な、なな、名前で呼べってか?!』
ゆうちゃん、焦りすぎ笑
『………ん。………雅って。』
そう小さな声で言う雅。
ゆうちゃんが顔を真っ赤にして
『み、雅!これ、俺のだ!ぅぅー。』
ゆうちゃんが唸ってる。
これ?
なんの話だろ……?
「これって?なにー??」
私が聞くと、
『……………♪』
雅が優しく笑った。
ほわぁぁぁぁあああ///