…………すき。



鼻をすすりながら教室に行くと、


誰かに制服の袖をつかまれた。




振り向くと、ゆうちゃんが立っていた。



『お、同じクラスだな!腐れ縁ってやつか!!』


そう言いながら私の袖をきゅっとつかんでるゆうちゃん。



ツンツンしてるけど、かわいすぎるよ…。


「そうだね、同じクラスだね♪」

私が言うと、



『………ぼくの。』


後ろから声がした。


?!?!


びっくりして振り返ると、


「……雅!!」


雅がむぅっと口をとがらせていた。


なんで、いじけてるんだろ笑



『おい!なんだよ、おまえ!』


ゆうちゃんが雅に向かって言った。



『雅。………………………名前。』


雅がゆうちゃんに言った。



『え、な、なな、名前で呼べってか?!』


ゆうちゃん、焦りすぎ笑


『………ん。………雅って。』


そう小さな声で言う雅。


ゆうちゃんが顔を真っ赤にして

『み、雅!これ、俺のだ!ぅぅー。』

ゆうちゃんが唸ってる。

これ?


なんの話だろ……?


「これって?なにー??」

私が聞くと、



『……………♪』

雅が優しく笑った。



ほわぁぁぁぁあああ///

< 39 / 59 >

この作品をシェア

pagetop