…………すき。

ふたり。



もー!

さらちゃんがキスとか言うから!!



今日は月曜日。




また一週間学校だよーぉ…。




学校に着いて教室に入ったけど、

雅とゆうちゃんの顔が見れない………っ!!



『………………………美優。』


「ひゃぁっ!」


雅に声をかけられて、びくっとなる私。



『………………………?』


きょとん としてる雅。


「あ、ご、ごめんね、どうしたの?」



雅の顔を見ないで聞いた。


『……僕………を、………見てよ………………。』


わぁぁぁぁぁぁあ!!


むりむりむりむり!!


無理です!


むーりーぃぃぃぃいいい!!


『……………ねぇ?』


そう言って雅が私の顔をのぞき込む。


「ひゃっ!!」


思わず声をあげてしまった。




すると、

しゅーんっと落ち込んでしまった雅。



「あ、ごめ……。見るよ、見るからぁっ!!」


私が言うと、



『…………………♪』

雅が嬉しそうに笑う。



『おい!!なんで二人だけで話してるんだよっ!』



ゆうちゃんが私と雅の間に入ってきた。


『別に、寂ちいとか、おもってないけどっ!』


ゆうちゃん、寂ちい………?笑笑笑


『さっ!寂しいとか、おもってないけどっ!』


言い直した。笑


「寂ちかったね!」

私がからかうと、


『うるさいっ!寂ちいとか、言ってねぇし!』


「寂ちいじゃなくて、なんて言ったのー?」


私がにやにやしながら聞くと、


『寂しいって言ったんだよっ!』



あは。

「ゆうちゃん、寂しかったんだねーぇ。ごめんね?」



そう言って、うっかりゆうちゃんの顔を真正面から見てしまった私。


「に゛ゃぁぁぁぁぁぁぁあああ!!」

『猫かよ!ばーか!!』



ゆうちゃんに突っ込まれた。







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