…………すき。


『なんでそんなに叫んでるんだよ!』


二人の顔を見るたびに私が叫ぶから、


ゆうちゃんにそう聞かれた。



「内緒!」


私がそう言うと、




『教えて…………ほしい……のに。』


雅が頬っぺたをぷうっとふくらませる。


「い、言えないもんっ!」


私はがんばって隠し通した。


言えるわけないじゃん?!


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