…………すき。



私が下を向いていたら、




『……………???』


雅が私を見てきょとんとしている。





『……食べて…………くれる…の?』


雅が言った。


め、目が輝いてるよ!雅っ!!




あー、もう!!


「た、食べてあげるよ!!」

私がヤケになって言うと、


『……………ん♪』


ふわっと雅が笑って、



にんじんを箸でつかみ、

私の口の前に持ってきた。



「……え?」

訳が分からず、

とまどっていたら、



『あーんしてってやつよ♪』

さらちゃんが楽しそうに言った。


あーん?

え、ぇぇぇええええ?!?!




『おい!自分で食べればいいじゃん!!あ、あーん、とか!!』


そう言いながらなぜか、

ゆうちゃんが、顔を赤くしている。


『…大丈夫…………だから、……にんじん…………落ちちゃう………よ?』


雅がそう言ったので、

私は口を開けた。


ぅうう、はずかしいぃぃ///

< 56 / 59 >

この作品をシェア

pagetop