今もずっと。
アハハ・・・(汗)

「ご飯食べよぉぜぇ~☆」
そう言って近づいてきたのは同じクラスの

横須賀 拓真

私のなかでは“イケメン王子”って感じ。
「あっ俺もいい?」
拓真の後ろにはまたまたイケメンな

桐田 宏裕

「いいけどぉ~」
不機嫌そうな顔で那波が言う。
「どうした?」
「私の周りにはこんなドバカな奴しかいないんだなぁって!」
そして拓真を睨みつける。
っていういか怖いよ?

「はぁ~?その言葉、そっくりそのままお返しします~!!」
「ふんッ!そんなだからモテないんですよぉ~だっ!」
「俺なんか高校入って3回も告られましたっっ!!!」
「私なんか4回だもぉぉ~ん♪」
「しかも誰かさんと違って超かぁいい子だから~」
「私だって」・・・・。

そんなやり取りが結構続いた。
まぁいつものことだからね・・・。

とかそんなことを思いながら楽しそうに見てる桐田と私。
なぁ~んか拓真と那波、お似合いだな・・・(笑)

「とか言いながらお似合いじゃん☆」
ボソッと言ったつもりだけど聞こえてたみたいで・・・。
2人揃って「似合ってないから!!!」としかめた顔で言う。

「中大路ぃ~♪なにが似合ってないんだ?」
うわっ!この声は・・・
その瞬間にして那波の顔がやばいほど真っ赤になっていた。

やっぱりかぁ。
これは完全にノックアウトだね・・・。
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