今もずっと。
揺れる思い
そんなこんなでバレンタインまであと5日!
今年はなに作ろっかなぁ~?
そういえば・・・
優は甘いのが苦手だって言ってたっけ・・・?

甘いのが苦手だったら・・・そういえば私、チョコ作るのが苦手で何がなんだかサッパリわかんないんだ↓

まぁいいや。
優に直接聞こっかなぁ。
そんなことを考えながら学校を出る。
今日那波は塾がいつもより早いからぁとかって先に帰って行った。

学校から出て3分ぐらいたった頃だった。
うわ!なにあの人たち・・・。

サングラスしてこっちを見てニヤニヤしている。
(あんまり見ないようにしよ)
っていうか怖いなぁ!
横を通ろうとしたとき、3人ぐらいの男が近づいてきた。

「ちょっとこっちまで来てくれないかなぁ?」

なんか怖い・・・・。
そう言って腕を握られた。

“バキッ”
・・・・えっ!?

鈍い音が聞こえた瞬間男たちは倒れた。
何が起こったの?
私は状況を把握できなくなって焦っていた。
「大丈夫か?」
その声は・・・?
そう思って顔を上げるとそこには・・・。
「拓真ッ!!!」
「大丈夫か?なんかされた?」
私は目に涙を目に浮かべながら首を横に振った。

「何やんだ?オイ!」
そういって男の1人が立った。
「それはコッチのセリフなんだけど。女1人に・・・いい度胸してんじゃねぇか!!!」
「殴られてぇーのか?」

もういやだよ・・・
怖いよ・・・

「オレ、空手3段だけど?それでも?」
そして男たちは舌打ちをして車に駆け込み、素早く逃げて行った。
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