あたしはウサギ。~飼い主は悪魔さん~2
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「りーん。」





あたしをよぶ甘い声。





「りーんちゃん♪」






さらにあたしを呼ぶ声。







「・・・おい、ウサギ。俺を無視するなんていい度胸してるね?」





さっきとは一転、低音ボイスであたしを呼ぶ。


後ろからあたしを強く抱きしめる悪魔。




「ご、ごめんなさいっ」




「もー遅い。返事をしない悪い子には、お仕置きしなきゃ。」



あたしの耳元で囁くと、そのまま耳に息を吹きかけた。



「っ!」



そのまま首に印をつけて、ぎゅっと強くあたしが壊れちゃうくらいに抱きしめた。



「・・・鈴は俺のウサギなんだから。」



それは悪魔の口癖。あたしを縛る言葉。



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