大好きな君へ
「こっちは山田隼人だよ!」


倉田くんに紹介されてる山田隼人はすごく機嫌が悪そうだった。


「ねぇ、僕達のこと知らない?」


「え?」



「僕達、学園のアイドルなんだよ!」


そんなことをさらりと言えちゃう倉田くんはすごい。


「ねー!やま」


ニコッと倉田くんは山田隼人に笑いかけた。


「別に。」


さっきまで浮かれっ面してたくせになんでこんなに態度悪いわけ?


だから男子って嫌いなんだよ。
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