大好きな君へ
「行きなよ!こんなチャンス滅多にないよ?」

小声でそう言ってくる奈々。


「で、でも………」


男子と二人きりなんてなったことないし…

「あーも!いいみたいですよ!」


「ちょ、え!?」


私の代わりに勝手に返事をした奈々。


「よかった!じゃあ、放課後待ってるね!」

満面の笑みでそう言って、倉田くんは帰っていった。
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