大好きな君へ
「今日はありがとう。ごめんね?変な空気にさせちゃって」


そう言う倉田くん。

「そんなことないよ!元は私が聞いたからだし……

それに泣いちゃったのも私だし……」


倉田くんは優しい。


自分の痛みを押し殺して人の心配をしてくれる。

こんな男子が増えたらいいのに。

そしたら私も男子が嫌いにならなかったかもしれない。
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