大好きな君へ
次の日の昼休み、奈々と久しぶりに屋上でご飯を食べることになった。


やっぱりたくさんの人が食べに来てる。



その中にはカップルもちらほら。



「あ、佳奈美ちゃんだ!」


誰かにそう言われ振り向くと倉田くんと山田くんがいた。


倉田くん………


やっぱり気まずい。



「よかったら一緒にご飯食べない?」


倉田くんがそう聞く。


意外と落ち込んでないんだ。

なんか逆に悲しくなる。


「いいみたいですよ!」


また勝手に返事をする奈々。


「こんなこと滅多にないじゃん?しかもあの学園のアイドルとだよ?」


と小声でいう奈々。
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