大好きな君へ
次の日教室に入ってきた奈々の表情は曇ってた。



告白じゃなかったんだ………



「佳奈美、私ね………」



言わなくていいよ……


こっちまで辛くなるじゃん。



「私ね、悠先輩と付きあう事になったの!」


さっきの表情が嘘のようにパッと明るくなった。


「本当に!?」


「うん!」



なんかこっちまで嬉しい。


ちょっと早とちりしてしまったけど、結果よかったし、しかも親友の恋が実ったからよかった。
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