天使の涙
だんだん大きく聞こえる足音…



俺の心臓もだんだん大きくなる―…




「こ〜だい♪」


きてしまった…


「お、おう♪」


声裏返ったし……


はずぃ……


「ふふっ!何緊張してんの♪」



「し、してねぇし♪」



このままじゃ大和になっちまう



「大和幸せそうだね♪あたしも彼氏ほしいなぁ〜♪」



「お前ならすぐ出来るやろ♪」



「そぅでもないよ…千鶴みたいに幸せにしてくれそうな人は世界に2人だけだよ」



2人かぁ―…

こいつ好きな奴いんのかよ


「お前も告れば?」



「嫌だよ!!だってあたしが好きなだけだし相手があたしのこと嫌いだったらいやじゃん…」



「そんときは俺が彼氏になっちゃるし♪」



「えっ!?」



ん?


「て、てか幸大は好きな人いる?」



「まぁな♪強いけど寂しがりやな奴♪泣き虫だけど突っ走る奴♪」


なんか空気が…

告白てきな…



「ふ〜ん…」



なんで落ち込んでんの?


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