情熱効果あり
お姉ちゃん家族は、半年前にアメリカから帰国した。アメリカで6年暮らした蓮と蘭は、英語も話せる。
「うちの子たちは、どこ?」
誰もいない待合室で、蓮と蘭の姿を探す。
「そこよ」
「あら、また哲志さんと一緒にいるのね」
お姉ちゃんは哲志先輩よりも1つ年上なのに、なぜかさん付けで呼ぶ。
落ち着いている哲志先輩のほうが、年上に見えるからかもしれない。
老け顔?…年相応だとは思う。
「うん。今、蓮の薬を調合してくれている。蓮、風邪引いたの?元気そうだけど?」
蓮は、薬を飲むほどの病人に見えないくらい元気だ。
「ん、元気なんだけど、ちょっと鼻水が出てたから、耳鼻科に連れていけって、恭介に言われてね」
「お兄さん、心配性だねー」
お姉ちゃんの夫は、家族に対しての心配が人並みを超えていると思う。愛情たっぷりなのは、良いことだけど。
「うちの子たちは、どこ?」
誰もいない待合室で、蓮と蘭の姿を探す。
「そこよ」
「あら、また哲志さんと一緒にいるのね」
お姉ちゃんは哲志先輩よりも1つ年上なのに、なぜかさん付けで呼ぶ。
落ち着いている哲志先輩のほうが、年上に見えるからかもしれない。
老け顔?…年相応だとは思う。
「うん。今、蓮の薬を調合してくれている。蓮、風邪引いたの?元気そうだけど?」
蓮は、薬を飲むほどの病人に見えないくらい元気だ。
「ん、元気なんだけど、ちょっと鼻水が出てたから、耳鼻科に連れていけって、恭介に言われてね」
「お兄さん、心配性だねー」
お姉ちゃんの夫は、家族に対しての心配が人並みを超えていると思う。愛情たっぷりなのは、良いことだけど。