情熱効果あり
全く、男というものは見る部分がやらしい。哲志先輩も普通の男だ。


「どんな目って…ん、触ってみたいとは思うよ」


「は?止めてください」


哲志先輩の視線が胸に来たから、隠すように押さえた。


「隠されると見たくなるものだけどね。でも、見るより触りたいね」


どれだけエロ発言するのですか…


「絶対に触らせませんからね」


「麻衣は感度がいいほう?」


哲志先輩のエロ発言はまだ続く…やめて…


「そんなこと…教えるわけないです。もう、何でそんなことを聞くんですか?」


「興味があるから」


「体にですか?」


「全部」


「え?」


「心も体も、麻衣の全部に興味がある」


真っ直ぐ私を見て、興味があると断言する。


「それは…どういう意味で?」


「焼けたぞ。食べよう、ほら」


焼き上がった肉を私の皿に入れる。

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