情熱効果あり
愛のある日常
「おはようござい…ます」


薬局に足を踏み入れて、動きが止まる。


「あれ?またまたお2人、一緒なんですね!それに、お2人とも何でそんなおしゃれな格好をしているんですか?」


「ほんと、ほんと!どうしたの?」


ホテルでのんびり朝食をとっていたら、時間が思ったよりも過ぎていて、慌ててチェックアウトしてきた。でも、いつもよりも遅れてしまって、局長と健くんはもう来ていた。


昨日は休みだったから、昨日と同じ服だということはバレないと安心していた。けれど、明らかにいつもと違う服装だから、怪しまれてしまう。


「ああ、昨日ホテルに行ったから」


「ホテル?えー!そんな仲になったんですか?おめでとうございます!」


哲志先輩が隠しもしないで、サラリと言うから、健くんがオーバーリアクションをした。局長はニヤニヤしているし、恥ずかしい。

穴があったら、入りたい気分だ。
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