情熱効果あり
哲志先輩と何かが起こるかもなんて期待はしていないけど、女を誘う文句としては、つまらなすぎる。
哲志先輩も私とどうにかなるつもりはないのだろうけど。
「どうするの?行くの?行かないの?」
「あ…」
哲志先輩は意外に気が短いことを思い出した。
「…行かないなら、帰るぞ」
「あ、いえ、行きます!」
駅の方向に体を向ける哲志先輩の腕を慌てて、掴んだ。
「アイスなんだ…」
「はい!美味しいですよ。やっぱりバニラが一番ですよねー」
私の前でコーヒーを飲む哲志先輩は訝しげな顔をしている。
ここでアイスを食べる私がおかしい?
だって、バニラアイスという文字がメニュー表の中で主張しているように見えたから、つい頼んでしまった。
「まあ、うまいならいいか…」
「そうですよ!火照った体を冷やすのに最高です」
哲志先輩も私とどうにかなるつもりはないのだろうけど。
「どうするの?行くの?行かないの?」
「あ…」
哲志先輩は意外に気が短いことを思い出した。
「…行かないなら、帰るぞ」
「あ、いえ、行きます!」
駅の方向に体を向ける哲志先輩の腕を慌てて、掴んだ。
「アイスなんだ…」
「はい!美味しいですよ。やっぱりバニラが一番ですよねー」
私の前でコーヒーを飲む哲志先輩は訝しげな顔をしている。
ここでアイスを食べる私がおかしい?
だって、バニラアイスという文字がメニュー表の中で主張しているように見えたから、つい頼んでしまった。
「まあ、うまいならいいか…」
「そうですよ!火照った体を冷やすのに最高です」