キミと奏でる恋模様。





「……ん…あれぇ…?」




窓から差し込む眩いばかりの朝日の中でアリスは目を覚ました。




夕飯を食べた後、すぐに眠ってしまったようだ。




「ふわぁ〜あ…」




時計の針は5時23分を示していた。
いつもより随分と早く目が覚めた。





お風呂にすら入っていないことに気づいたアリスはのそのそとベッドから抜け出しスリッパを履いた。




部屋から出て洗面所に向かう。




冷たい水でパシャパシャと顔を洗うと自然と目が覚めてくる。




「…よしっ!今日から頑張らないとね‼︎」





シャワーだけでも浴びようと身につけていたものを脱ぎ、シャワーを浴びる。





すっかり火照った体を冷ましながらタオルで拭いていると着替えを持ってきていないことに気づいた。




仕方なくさっきまでと同じものを着て自室まで戻る。




部屋に入り時計をふと見ると6時を少し過ぎていたところであった。




クローゼットから今日から通うことになった〝聖凛学園〟の制服を取り出す。




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