禁断の恋~先生×生徒~
いつもより少し遅く出たため、リボンの位置が少しずれていた。


「おはよう」
「おはようございます」


校門にはいつものように襷先生がいる。
「佐山さん。ちょっと待って」
「はい?」
「リボン曲がってますよ」


襷先生がリボンを外し、結び直した。



「はい。いいよ」
「ありがとうございます」



そんな些細なこと。それでも、ゆっくりと。

だけど確実に、結衣の気持ちは襷先生に向かって行った。
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