バレンタイン【短編】






「ククク……なにその声」





どうやら私の奇声がツボにはまったご様子。アハハハッと爆笑する彼。





え??え????




ど、どうしよう。本格的にどうしたらいいのか分からなくなりつつある私の頭を、彼は大きな手でひとなでした。




撫でながらも彼は、まだ私の顔を見て笑っている。





なんか失礼。





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