バレンタイン【短編】





『私、とってきます!!』




立ち上がってとりに行こうと歩き出した瞬間。彼に腕を引かれて後ろにひっくり返った。





――――バフンッ





足先が不安定になった私は桜庭君が座るベッドへと倒れた。





「残念。じゃあ……今はこれで良いよ??」




何か上げるものあったっけ??そんなことを考えていると、彼の顔が近づいてきて





――――チュッ




唇と唇が重なった。




重なった??……え??




『んっ……ん!?!?!?』





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