不器用恋愛~好きな人は幼なじみ~
「友達だから」



「あっ…!!
颯真、また私のノート勝手に写したでしょ!!」



「なんだよ。
俺の机の上に置いてくれてたんじゃねーの?
見ていーよって意味で。」



「違うし!
今日はあんたが日直でノートを集める係でしょ!?
だから置いてただけで、誰も写していいとは言ってない!
そもそも、宿題くらい自分でやりなっての!」



「はぁぁ……朝からギャンギャンうるせーなぁ……」



目の前のソイツは、鬱陶しそうに頬杖をついてそっぽを向いた。それでも、手元はせかせかとペンを走らせてる。



「颯真……そんなんでよく学級委員務まるよね。」



「俺は明里とは違うから。」



意地悪く笑うそいつ。



……どの口が言うんだか。


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