不器用恋愛~好きな人は幼なじみ~




颯真に……






"告白"







「ーー…っ…そ、そっか!!
がんばって悠里!
大丈夫!
颯真は女の子見る目あるから!」






わざと気分を上げようと、声のトーンを高くして大きな声で悠里に返事をした。







誰にも言わないで。と恥ずかしそうに言う悠里に、わたしは微笑みかける。






「……もちろんだよ。」







これで、悠里と颯真は晴れて両想い確定。
前から分かってたことだったけど。






付き合うのも、時間の問題だよね。
だって、お互い告白しようとしてるんだから。
少なくとも、颯真は夏祭りに告白しようとしてるわけだから、夏祭りの日には2人は付き合うことになるんだろう。






(よかったじゃん…颯真……)






夏祭りまで……およそ1ヵ月。






その頃には、おめでとうって……






わたし、心から言えるようになってるのかなーー。




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