不器用恋愛~好きな人は幼なじみ~
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「いってぇ……」
悠太に思いきり突き飛ばされ、壁に背中を強打。
あっという間に悠太は明里を連れ、
どこかに去っていってしまった。
まぁ……
あいつが怒るのも、無理はない。
俺の自分勝手なわがままが、あいつを傷つけたんだと思うから。
今まであまり、俺と悠太は喧嘩をすることなんてなかった。
だけど今回は……
「長くなるかも……な。」
「颯真!!」
騒ぎを見ていたのか、佐奈と悠里が近づいてくる。
「ちょっと……大丈夫?
なにがあったの?」