2023年6月発売
余命100日間。そのままでいい、君が気づかせてくれたんだ。
神様がくれた、100日間の優しい奇跡
イラストレーター:山科ティナ
- あらすじ
- 不登校だったクラスメイト・蔵本隼都に突然余命わずかだと告げられた学級委員の山瀬萌々果。一見悩みもなく、友達からも好かれている印象の萌々果。けれど実は、両親からの圧力で家にも居場所がなく、学校でも無理していい子の仮面をかぶり息苦しい毎日を過ごしていた。そのせいか隼都に余命を告げられても「このまま死んでもいい」と思っていた。でも、謎めいた彼からの課題をこなしていくうちに、少しずつ彼女のなかでなにか変わっていき…。もっと彼のことを知りたい、生きたい――そう願うようになっていた。でも無常にも三カ月後のその日が訪れて…。想い悩む少女と秘密を抱えた少年の青春ラブストーリー。
- 著者コメント
- こんにちは、望月くらげです。この度『神様がくれた、100日間の優しい奇跡』を出版させていただくこととなりました。過去の出来事のせいで人を信じることも本当の自分を見せることもできなくなっていた主人公が、神様を名乗る少年と出会ったことで少しずつ変わっていく物語です。二人の過ごした100日間を見守っていただけると嬉しいです。
70年の時を超えて――。生まれ変わったら、また必ず会おう。
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
イラストレーター:ふすい
- あらすじ
- 親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母親とケンカをして家を飛び出し、目をさますとそこは70年前、戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、彼と過ごす日々の中、百合は彰の誠実さと優しさに惹かれていく。しかし、彼は特攻隊員で、ほどなく命を懸けて戦地に飛び立つ運命だった――。のちに百合は、期せずして彰の本当の想いを知る…。映画化決定!大ヒット作が単行本になって登場。単行本限定の番外編も収録!
- 著者コメント
- 『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』を単行本化していただけることになりました。文庫をお手にとってくださった皆様、いつも応援してくださっている皆様、本当にありがとうございます。日頃の感謝を少しでもお伝えできればと、短いですが番外編となる後日談を書き下ろしました。よろしればお目通しいただけますと幸いです。