2024年8月8日発売
余命最後の日、あなたは誰と過ごしますか?――期限付きの恋に涙!
余命 最後の日に君と
イラストレーター:ふすい
- あらすじ
- 余命を隠したまま恋人に別れを告げた主人公の嘘に涙する(『優しい嘘』冬野夜空)、命の期限が迫る中、ウエディングドレスを選びにいくふたりを描く(『世界でいちばんかわいいきみへ』此見えこ)、大好きだった彼の残した手紙がラスト予想外の感動を呼ぶ(『君のさいごの願い事』蒼山皆水)、恋をすると寿命が失われる病を抱えた主人公の命がけの恋(『愛に敗れる病』加賀美真也)、余命に絶望する主人公が同じ病と闘う少女に出会い、希望を取り戻す(『画面越しの恋』森田碧)――今を全力で生きるふたりの切ない別れを描く、感動作。
- 著者コメント
- ・冬野夜空
どうも、冬野夜空です。今回の短編小説は『すべての恋が終わるとしても』に掲載された『優しい嘘』をさらに深掘りしてひとつの短編小説にしたものです。今回は文庫を単行本にしたものですが、『すべ恋』を読んだけどこちらを読んでないという人は多いかと思うので、この機に楽しんでもらえたら嬉しいです。
・森田碧
二年前に文庫で刊行された本作が、このたび単行本となって帰ってきました。他の作家さんの短編も好きな作品ばかりで、また別の形で書籍化されることを嬉しく思います。僕は「画面越しの恋」という短編を寄稿させていただいております。文庫発売時には「よめぼくシリーズよりこの作品が一番好きです」との声もあり、僕としてもとても好きな作品になりました。読んだことがある方も、まだの方もぜひ手に取ってもらえると嬉しいです。
・此見えこ
このたびは素敵な短編集に参加させていただけて、とてもうれしいです。ウェディングドレスを選びにいく、幼なじみふたりのお話を書きました。別れが迫る中、必死にふたりの時間を駆け抜ける姿を見届けていただければ幸いです。
・加賀美真也
こんにちは、加賀美真也です。人生初の単行本なのでとっても心躍っています。文庫版から少し変更を加えている箇所があるのでもう読んだことあるよって方も読み比べて楽しんでいただければ幸いです!
・蒼山皆水
素敵な作家さんたちとご一緒させていただいたアンソロジーが、単行本になりました。
『君のさいごの願い事』は、彼からのお別れの手紙を読みながら、2人の思い出を振り返っていく女の子のお話となっています。楽しんでいただけると嬉しいです。