2017年6月発売のスターツ出版文庫
きみを必ず、甲子園に連れていく。
太陽に捧ぐラストボール 上
[原題]太陽が見てるから
イラストレーター:三月 薫
- あらすじ
- 人を見て“眩しい”と思ったのは、翠に会った時が初めてだった――。高校野球部のエースをめざす響也は太陽みたいな翠に、恋をする。「補欠! あたしを甲子園に連れていけ!」底抜けに元気な彼女には、悩みなんて1つもないように見えた。ところがある日、翠が突然倒れ、脳の病を患っていたと知る。翠はその眩しい笑顔の裏に弱さを隠していたのだった。響也は翠のために必ずエースになって甲子園へ連れていくと誓うが…。一途な想いが心に響く感動作。
- 著者コメント
- こんにちは、高橋あこです。この度『太陽が見てるから』改め『太陽に捧ぐラストボール』をスタ文の仲間入りさせて頂ける事になりました。本当にありがとうございます。甲子園を目指す響也と太陽のような翠が全力で駆け抜けた、あの夏。この拙いひとつのお話がどこかで誰かの背中を押してくれる1冊になってくれたら幸いです。
絶対負けないって、信じてるから。
太陽に捧ぐラストボール 下
[原題]太陽が見てるから
イラストレーター:三月 薫
- あらすじ
- エースになり甲子園をめざす響也を翠は病と闘いながらも、懸命に応援し続けた。練習で会えない日々もふたりの夢のためなら耐えられた。しかし甲子園行きをかけた試合の前日、突然、翠の容態が急変する。「あたし、補欠の彼女でよかった。生きててよかった…」そう言う翠のそばにずっといたいと、響也は試合出場をあきらめようとするのだったが――。互いを想い合う強い気持ちと、野球部の絆、ひと夏にかける一瞬の命の輝きが胸を打つ、大号泣の完結編!
- 著者コメント
- ――上巻に記載――
古都の片隅、不思議な力を持った美大生が迷えるあなたの「心」を救う――。
京都あやかし絵師の癒し帖
イラストレーター:pon-marsh
- あらすじ
- 物語の舞台は京都。芸術大学に入学した如月椿は、孤高なオーラを放つ同じ学部の三日月紫苑と、学内の大階段でぶつかり怪我を負わせてしまう。このことがきっかけで、椿は紫苑の屋敷へ案内され、彼の代わりにある大切な役割を任される。それは妖たちの肖像画を描くこと――つまり、彼らの“なりたい姿”を描き、不思議な力でその願いを叶えてあげることだった…。妖たちの心の救済、友情、絆、それらすべてを瑞々しく描いた最高の感涙小説。全4話収録。
- 著者コメント
- みなさまのおかげで3冊目を世に出すことが出来ました。ありがとうございます。
今回は前2作と違って、なんてことない男子大学生が今まで知らなかった世界に触れていく話です。男性視点は難しかったですが、表紙に描かれている4人のやりとりを書くのが楽しかったので、よろしければちらっとでも見て頂けると嬉しいです。