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あらすじ

サッカー選手になる夢を奪われ、なにもかもを諦めていた高2の樹。転校先の高校で友達も作らず、ひとりギターを弾くのだけが心落ち着く時間だった。ある日公園で弾き語りをしているのを同級生の咲果に見つかってしまう。かつて歌手になる夢を見ていた咲果と共に曲を作り始めた樹は、彼女の歌声に可能性を感じ、音楽を通した将来を真剣に考えるようになる。どん底にいた樹がやっと見つけた新しい夢。だけど咲果には、その夢を追いたくても追えない悲しい秘密があって…。

著者コメント

こんにちは、音はつきです。この度*Lunaさんの大人気楽曲「アトラクトライト」とのコラボストーリーを書籍化していただくことになりました。みなさんは、挫折を経験したことはありますか？今作では夢を追うことの眩しさと難しさ、自分と向き合うことで生まれる心の変化と成長を、私が感じた『アトラクトライト』の世界観の中で書かせていただきました。まだまだ青くて拙い樹の成長を、見守っていただけたら嬉しいです。

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あらすじ

案内人のクロに突然、死を告げられた七海は、死を受け入れられず未練解消から逃げてばかり。そんな七海を励ましたのは新人の案内人・シロだった。彼は意地悪なクロとは正反対で、優しく七海の背中を押してくれる。シロと一緒に未練解消を進めるうち、大好きな誰かの記憶を忘れていることに気づく七海。しかし、その記憶を取り戻すことは、切ない永遠の別れを意味していた…。予想外のラスト、押し寄せる感動に涙が止まらない――。

著者コメント

『いつか、眠りにつく日』も三作目となりました。執筆に入るたびに「またこの世界に戻ってこられた」とうれしくなります。今回もクロという案内人を中心に、主人公が未練の解消をしていく物語です。これまでで一番時間をかけ、さらに世界から抜け出せないほど大好きな作品となりました。たくさんのかたがお読みいただけるよう願っております。書籍版でははじめてクロを主人公にした短編を収録しております。

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あらすじ

カフェ店員に憧れる女子大生の未桜は、まだ寿命を迎えていないにも関わらず『来世喫茶店』—あの世の喫茶店—に手違いで招かれてしまう。この店は“特別な珈琲”を飲みながら人生を振り返り、来世の生き方を決める場所らしい。天使のような少年の店員・旭が説明してくれる。未桜はマスターの孝之と対面した途端、その浮世離れした美しい姿に一目惚れしてしまい…!? 夢見ていたカフェとはだいぶ違うけれど、店員として働くことになった未桜。しかし、未桜が店にきた本当の理由は、孝之の秘密と深く関わっていて——。

著者コメント

こんにちは、辻堂ゆめです。普段は主にミステリー作家として活動しています（他社デビューの作家がスターツ出版文庫から作品を刊行するのはどうやら珍しいようですね）。今回、“死後に誰もが訪れる喫茶店”という不思議な場所を舞台に、トキメキあり、謎解きありのハートフルなお話を書きました。皆様のお口に合いますように！

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あらすじ

幼いころ両親が他界し、育ての親・大叔父さんの他界で天涯孤独となった陽葵(ひまり)。大叔父さんが遺してくれた全財産も失い、無一文に。そんなとき「陽葵、迎えに来た。嫁にもらう」と颯爽と現れたのは、潮月神社の九狐神様で紫月と名乗る超絶イケメンだった。戸惑いながらも、陽葵は得意のお菓子作りを活かし、潮月神社で甘味係として働きながら、紫月と同居生活することに。なにをするにも過保護なほど心配し、甘やかし、ときには大人の色気をみせながら、陽葵に迫ってくる紫月。どんどん惹かれていく陽葵だが、ある日突然そんなふたりに試練が訪れて…。

著者コメント

こんにちは、湊 祥と申します。この度、『縁結びの神様に求婚されています～潮月神社の甘味帖～』を改稿し、書籍化させていただくことになりました。すべてを失った主人公の陽葵の元に、イケメン金髪神様が迎えに来て、溺愛されるという異種婚姻譚です。お菓子を交えたふたりの甘いやり取りを楽しんでいただけたら幸いです。