2024年6月発売のスターツ出版文庫
真っ暗だった私の世界に君が光をくれた。――君の言葉(うそ)が私を変えたんだ
私を変えた真夜中の嘘
イラストレーター:アキヤミ
- あらすじ
- 不眠症の月世と、“ある事情”で地元に戻ってきたかつての幼馴染の弓弦。(『月よ星よ、眠れぬ君よ』春田モカ)、“昼夜逆転症“になった栞と、同じ症状の人が夜を過ごす”真夜中ルーム“にいた同級生の旭。(『僕たちが朝を迎えるために』川奈あさ)、ビジネス陽キャの菜月と、クラスの人気者・颯馬。(『なごやかに息をする』雨)、人気のない底辺ゲーム実況者の周助と、彼がSNS上で初めて見つけた自分のファン・チトセ。(『ファン・アート』夏木志朋)、真夜中、嘘から始まるふたりの青春。本音でぶつかり合うラストに涙する!心救われる一冊。
- 著者コメント
- この本は「真夜中×嘘」をテーマにしたアンソロジーです。今回、お招きいただき、参加者全員が共通のテーマで各自の個性を発揮するアンソロジーという本の形態の面白さを改めて感じました。「嘘」というのは一つ吐けば後のリスク管理が面倒になる厄介な代物ですが、それがもたらす真夜中の物語を、皆様、ぜひお楽しみください。(夏木志朋)
春田モカです。わくわくしながら本アンソロジーに参加させて頂きました。不眠症の女子高校生を主人公に物語が展開していきますが、きっと誰しも経験したことのある悩みだと思います。ぜひ、真夜中にリラックスしながら、それこそ眠れない夜のお供として、読んでほしいです。(春田モカ)
こんにちは、雨です。『なごやかに息をする』というお話を収録させて頂きました。自分を偽り、息苦しさを感じて生きているふたりが、とある夜をきっかけに交わっていくお話となっております。見守って頂けたら嬉しいです。(雨)
素敵なテーマのアンソロジーに参加させていただくことになりました!『僕たちが朝を迎えるために』は、明日学校に行きたくないな。朝なんて来なければいいのに。そんなことを願っていたら本当に朝が来なくなってしまった男女のお話です。真夜中にどんな嘘が隠れていて、どんな朝を迎えることになるのか。彼らと共にひと夏の夜を過ごしていただければ嬉しいです。(川奈あさ)
タイトルの意味、ラストの奇跡に二度泣く
最後の夏は、きみが消えた世界
[原題]最後の夏は、きみが消えた世界
イラストレーター:ぶーた
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- あらすじ
- 平凡な日々に退屈し、毎日を無気力に過ごしていた高校生の壮琉(たける)。ある放課後、車にひかれそうな制服の美少女を救ったところ、初対面のはずの彼女・弥凪(みなぎ)は「本当に、会えた……」と呟き、突然涙する。が、その言葉の意味は誤魔化されてしまった。お礼がしたいと言う弥凪に押し切られ、壮琉は彼女と時間を過ごすように。自分と違って、もう一度人生をやり直すかのように毎日を全力で生きる弥凪に、壮琉は心惹かれていく。しかし、彼女にはある秘密があった…。タイトルの意味、ラストの奇跡に二度泣く!世界を変える究極の純愛。
- 著者コメント
- どうも、九条蓮です。生きていれば、唐突な理不尽に襲われることもありますよね。それで、大切なものを失って後悔したり、世の中を恨んだり……そんな時、あなたならどうしますか?泣き寝入る?それとも、足掻いて"世界"を変える?もしあなたが主人公ならば、どんな"世界"を選ぶのでしょうか?読み終わった後に、こっそり教えてね。この物語が、あなたにとって特別な"世界"になりますように。
「君を誰にも譲れそうにない」待望のコミック化進行中!
鬼の軍人と稀血の花嫁~桜の下の契り~
[原題]鬼の軍人と稀血の花嫁二
イラストレーター:北沢きょう
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- あらすじ
- 人間とあやかしの混血である“稀血”という特別な血を持ち、虐げられてきた深月。訳あって“稀血”を求めていた最強の鬼使いの軍人・暁と契約し、偽りの花嫁として同居生活を送っていた。恋に疎い深月は、暁への特別な感情の正体がわからず戸惑うばかり。一方の暁は、ただの契約関係のはずが深月への愛が加速して…。そんな中、暁の秘められた過去の傷を知る幼馴染・雛が現れる。深月が花嫁なのが許せない雛はふたりを阻むが、「俺が花嫁にしたいのは深月だけだ」それは偽りの花嫁として?それとも…。傷を秘めたふたりの愛の行方は――。
- 著者コメント
- こんにちは、夏みのるです。このたび『鬼の軍人と稀血の花嫁』の続刊を出させていただけることになりました。ありがとうございます!少しずつ距離が縮まったかと思いきや、すれ違いや勘違いでなかなか言葉を伝えきれないもどかしい二人をぜひ楽しんでいただけたら幸いです。
余命わずかな少女が愛を知るまで――
余命わずかな花嫁は龍の軍神に愛される
イラストレーター:琴ふづき
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- あらすじ
- 帝都の華族・巴家当主の妾の子として生まれてきた咲良は義母に疎まれ、ふたりの義姉には虐げられ、下女以下の生活を強いられていた。ある日、人気のない庭園で幼いころに母から教わった唄を歌っていると「――貴女の名を教えてくれないか」と左眼の淡い桜色の瞳が美しい龍の軍神・小鳥遊千桜に声をかけられる。千桜は咲良にかけられた“ある呪い”を龍神の力で見抜くと同時に「もう俯く必要はない。俺のもとに来い」と突然婚約を申し込み――⁉余命わずかな少女が龍神さまと永遠の愛を誓うまでの物語。
- 著者コメント
- はじめまして、一ノ瀬亜子と申します。この度はご縁をいただき、『麗しき華の旦那様』を改稿・改題をして書籍化いただくことになりました。虐げられて育った咲良が、千桜からの優しい愛を受けて成長していくシンデレラストーリーを、どうか見守っていただけますと嬉しいです!