それは突然だった。 私の平穏な日々を 君はこんなにも簡単に壊してしまった。 「あの、コレ……ですよね？」 よく通る綺麗な声に 大きくて切れ長目の瞳は印象的で。 でも、それ以上に……。 「しゃ、喋っちゃった……。 嗚呼、なんて幸せなんだろう！ よかったら、今度デートしませんか？ 人混みが嫌だったら、貸し切りにしますよ！」 ……とんでもねぇ変人だった。 イケメンだけど超変人なコンビニ店員（？） 木之瀬 紘享（このせ ひろたか） × 廣原 涼（ひろはら すず） 自分以外に興味無い無愛想イラストレーター １つのカフェオレから 私と君は出会ってしまった。 「涼さん、大好きですよ」 君は、ミルクのように甘くて、 「将来なんか……考えられなかった」 コーヒーのように苦い思いを抱えてる。 まるで、君は…… カフェオレのようだ。