積さんのレビュー一覧
物語の始まりは1人の死。 1人のおばあさんとの出会い。 いつもと変わらない、仕事が始まる。 葬儀社で働く主人公が"仕事"としておばあさんと関わっていく。 人の最後は"死"であるが、その人の"死"を見届けた"身近な人"にとって、その人の亡くなった時に全てが終わるわけではない。 主人公が今回の葬儀を通して見たものとは──。 葬儀社の仕事内容、流れ、立場が分かりやすい言葉で綴られており、スッーと葬儀社というものが自分の中へ入ってきます。 人の命に関わる仕事の人にも、そうではない人にも1度は読んでもらいたい作品。 きっと自分の中で"何か"が変わるはず。 物語の前半から泣いてしまいました、ハンカチは必須です。
ある日突然始まったゲーム そのゲームのルールはとある答えをさがすこと 今まで同じ日々を繰り返していた生活が一変する イケメン隣人の秘密にハラハラドキドキ 秘密を早く知りたくてページを次々と捲っていました チャラくて自由、でも不思議とまわりに好かれる輝くんにきゅんきゅんしながら読んでいました ちょっと影のある隣人との生活をちょっと覗いてみませんか?
桜が咲く季節に出会った人は桜の花びらが似合う「おまわりさん」 そんなおまわりさんに恋をして―― ジャンルは恋愛ですが、これは2人の恋だけでなく、友情、家族愛なども全部詰まった作品となっています 人間らしい弱さと強さを持った登場人物たちを最後まで応援したい気持ちでいっぱいでした 「俺様」が主流となっている恋愛小説に飽きてきた方にオススメ まだ、こんな物語を書く方がいますよ
「痛み」が誰のためにあるのか なんのためにあるのか 「痛み」を1番感じるのは誰か 自分はどうか そもそも「痛み」って何だろう 正直、今まで上記のような疑問を持ったことはありません ですが、この作品は読むだけで無条件に問いを与えられ、そして答えを与えられます 痛く、切なく、そして優しさが大切なものを教えてくれます
嘘の答えを200ページを越す物語で表現されている、そんな作品です 「音楽ものが大好きで、恋愛ものも大好き!」 そんな方に胸を張ってオススメ出来る内容となっています ライブのシーンはとても熱く、読んでいると楽器の音と観客の声が聞こえてきます 恋愛模様は激しく切なく、胸を揺さぶる心理描写に注目していただけたらなと いえ、何も考えなくても自然と物語に入り込めるのでご安心を とにかく、オススメの作品です
学校で1番モテる男の子・智也 天然少女・桜子 2人の始まりはドタバタ――!? 甘い物語が好きな人には胸を張ってオススメすることが出来ます。 笑いあり、ちょっぴり切なさあり、そしてラブラブで幸せな姿。 有り得ない、夢のような内容だからこそのドキドキ感がすごく楽しかったです。 皆さん、どうぞ。
原因不明の病にかかってしまった結。 幸せいっぱいだった2人に突然壁が現れた――…。 こんなに胸を優しく包んでくれる作品に久しぶりに出会いました。 タイトルにこめられた“ふたり”にはたくさんの意味がこめられています。 切なくて切なくて涙は止まらないのですが、2人のまっすぐで純粋な愛に“よかったね”と心の中で何度も繰り返しています。 上手な言葉が見つからなくて申し訳ないです。 間違いなく名作なので読んで下さい。 眩しいくらいキラキラと輝いている作品です。
とある風俗店で働いているアユ。 そんなアユは、ある日不思議な雰囲気の男と出会い――。 幸せいっぱいの話が好きな人にはオススメしません。 だからと言ってドロドロなわけでもありません。 この物語にあるのは“純粋な想い”と、人が抱えるちょっとした“心の弱さ”。 ちょっと変わった物語が好きな方、どうぞ。
“教師と生徒” 今では、そんなに珍しくないキーワード。 だけど、この作品は他の教師×生徒ものとは一味も二味も違います。 だから、ラストまで飽きることなく読めちゃうのです。 そこら辺に転がっている物語と一緒にしないで下さい。 この物語の中に、一体いくつの恋と想いが詰まっているでしょうか。 ラストは…… 教えてなんかあげません。 自分で確かめて下さいね。
“戦争”という重いテーマを扱った作品です。 「え?戦争ものはちょっと……」と言っているアナタ。 アナタが目を逸らしちゃいけないんです。 戦争の悲しさ、平和の幸せ。 読めば、きっと考えが変わります。 色々なことを見つめ直すキッカケになります。 読んで下さい。 短編だけどずっしりと内容が詰まったこの作品を。
時給のいいバイトを見つけた主人公。 それは、女の子と遊んで欲しいというものだった。 しかし、そのバイトはただのバイトではなかった――…。 キーワードである鏡が何を指しているのか、知りたくて最初のページを捲りました。 ラストが近づくに連れて、次のページにいくまでがもどかしく、“どうなっちゃうの!?”と、それだけしか頭にありませんでした。 怖い。だけど、それでもやめられない。 この作品で、作者のファンになりました。
ああ、私バカでした。 バカすぎます。 この作品の存在は、ずっと前から知っていたのに読んでいなかったんですもの。 尊敬する作家さんのレビューを見て読み始めたのですが……見事にやられてしまいました。 ばらまかれた伏線、それの回収。 よく調べられていて密度が高いです。 こんなに完成度が高いケータイ小説はなかなかない。 ペコペコ頭を下げることしか出来ません。 読まない人は絶対に損してる。 私は本でもこの作品を読みたい。
ずっと一緒にいたかった。 幼なじみの君と、ずっと――。 この作品は『危険な瞳に恋してる』の番外編ですが、これだけでもかなり楽しめます。 飾らない登場人物の心理描写が違和感なく胸に入ってきて、何度も嬉しくなったり、ココロが痛くて切なくなったり。 みんなの考え方が違い、ぶつかり合い、不器用ながらも生きていく姿が愛おしいです。 どのキャラも大好き。 この作品が気に入った方は、ぜひ本編も読んでみて下さいね。 オススメです。
年の差3歳。 中学3年生の未来が出会ったのは、ちょっとイジワルな、でも優しい太一。 太一に勉強を教えてもらうことから全てが始まった。 恋に友情、進路に家族。 思春期の時、誰もが抱えるそれらの悩み。 500ページを超える内容で、温かく切なくまとめられています。 太一と未来、両方の目線から書かれていますが、キャラがしっかりしているのでこんがらがることはありません。 読みやすく、胸がポカポカとする作品です。
“REALーあるアイドルの告白ー” タイトルが、この作品の内容をそのまま表しています。 生々しく、ドロッとしているけれど、読むのはやめることが出来なくて。 胸を締め付けられながらも夢中にページを捲りました。 キラキラとしたイメージがあるアイドルの告白。 読んで損なんてしません。 色々なことを考えることが出来るはずです。
もう一度やりなおせるなら、あなたは何を望む? 今を変えたい――? たった1週間、後悔だらけの中学生の卒業式までの時間。 もう一度チャンスを与えられた。 伝えきれなかったことを伝えるチャンスだ。 なのに、思うようにいかない。 何を求めているのだろ? そう自分に問いかけた時に、見つけた答え。 あなたもその答えを見つけて。
“美しい” これが、この作品を読み始めた時から持っていた感想です。 輝く月の描写。 柔らかく、語りかける文章。 1話を読み終えるごとに、胸がほっこりと温かくなるのです。 癒されます。 タイトルから分かるように、これは夜に読むお話。 静かな時に読むお話。 月がキレイな空を見たくなりました。 今このレビューを読んでいるあなたにも、この感動を味わって欲しい。