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溺れて、溺れて。沈んで、沈んで。


“惚れ薬”なんて聞くと
危ないイメージを持つ人もいるかもしれないし、結構な不思議ワードだったりする。

それに“魔法”なんて言葉がタイトルにあるあたり、完璧ファンタジーじゃん？

そう思いながら読みはじめると、とんでもなくピュア、かつ甘い………そして、少しだけ切ない。

そんな『あずきワールド』が広がっていて、不思議な安心感を覚えた。


どこか、………もしかしたら、すぐ近所の学校でも繰り広げられているような


優しくて

甘くて

切なくて

とても親しみを感じるような、そんな話。


どうせなら、彼らのように

溺れて、溺れて。沈んで、沈んで。

この物語の底に、囚われて。


あなたは、13ページに引き込まれる準備はできましたか？

物語の底で、私は待ってます。

アオハル。青春。少年少女のどこか未熟な感じ──青さを残しながら、ほどよい桃色。

どうしようもない身体的コンプレックスがスパイスとなって、独特の世界観が広がって。それなのに全く暗くならずに、むしろ読後には元気になれる、そんなお話。

さりげなく愛しいポイントを散りばめられているので、もうそれぞれのキャラたちにノックアウト寸前にされるので心して読んでください。

恋に堕ちた。その文章に、その世界観に。その透明感に。青春を話全体で表現しているような作品だと感じました。

美折ちゃんが辻村くんの過去を知ったとき、私も胸が張り裂けそうで。ヒロイン美折ちゃんの気持ちがダイレクトに伝わってきて、悲しいというわけではないのに、涙が出そうになりました。

本当は私なんかがこんな素敵な作品を評価するなんておこがましいですが、少しでも多くの方に読んでいただきたい。

このレビューを読んだそこのあなた、これは私と神様からのシグナルです。ぜひ御一読を。

多くの恋愛小説はヒーローのカッコよさにときめくものだけど、
この作品は何より〝ヒロインが天使すぎる〟もちろん由良先輩も好き。

女々しい(だけどそんなところが好きだ～！)由良先輩が美子ちゃんのことを好きになったページは「美子ちゃんんん～！よかったー！」ってなりました、、

由良先輩が美子ちゃんにメロメロなの、とてもとても共感します。
そしてさらに可愛くなってく美子ちゃんよ、さらに好きにさせる気か。
だからみんな美子ちゃんを好きになるんだよ、、

私は全力で美子ちゃん推してます。
どこまでも真っ直ぐで一途な美子ちゃんに惚れること間違いなし。