それぞれの事情やすれ違いがあったとはいえ、勝手な大人達に振り回されるヒロインがあまりにも気の毒で…。正直、悲しくなって読めなくなる時もありましたが、それでも彼女の姿を見届けたい一心で、拝見いたしました。
ヒーローについても、アンタ口下手にも程がある！！と、後ろから頭を叩きたくなることがままありました（笑）
腹が立つのは、あの人とあの人とあの人、それからあの二人。ヒロインは何も悪くないのに、世間知らずでか弱いのをいいことに、標的にしたり利用するだけ利用したり…。傷つけられていくヒロインが死を選ばなくて本当に良かった。
気が治らないので、復讐劇とまでは言えぬまでも、彼らがヒロインに対して、心から悔いてしっかり謝る大どんでん返し的な後日談を、一読者として切望します。
作者さま、長編お疲れ様でした。今後の作品も楽しみにしています。