プロフィール
天咲りら
【会員番号】1107350
・:*+.
The world is dreaming of you.
私の作品へ出逢ってくれた
皆さまへ、
ささやかな愛をこめて。
◎完結
・もう一度だけ、キミに逢いたい。
◎main更新 02.21〜
・世界で一番優しいきみの嘘
*オススメ掲載*
・これからもずっと君のとなりに。
Last fan mail ⇨ 08.23
・:*+.
×
- ユーザーのブロック
天咲りらさんをブロックします。ブロックするとプロフィールや投稿した小説は表示されなくなります。
※ユーザーをブロックするにはログインが必要です。
-
作品一覧
総文字数/165,603
恋愛(純愛)471ページ
総文字数/125,730
恋愛(キケン・ダーク)359ページ
総文字数/116,954
恋愛(学園)320ページ
公開リスト一覧
公開されているリストはありません。
レビュー一覧
2020/07/27 21:55
ネタバレ
砂時計が止まった日
“私がいなくなったら、この世界はどうなると思う?”
“たった一人じゃ世界は変わらない”
*
───そう言った由羅はどんな気持ちだったのだろう。
病名は分からないけれど、小さい頃から病気で先の見えない暗い世界を生きていた由羅。
それでも彼女は“誰かの希望になりたい”と、生徒会長として自ら積極的に誰かのために動く。
確かに、この地球には46億人もの人が暮らしていて、“たった一人”いなくなったくらいでは彼女の言うように大して変わらないのかもしれない。
でも、その“たった一人一人”がこの世界を作り上げているんだ。
きっと、彼女は多くの人の希望、そして憧れられる存在だった。
彼女がいなくなってしまったけれど、蓮の世界に彼女はいつまでも残り続けるんだろうな。
───砂時計が止った日。
だってそれは、彼女が蓮に希望を与えた日だから。
p.s:由羅と蓮が来世でまた会えることを願って。
2020/07/23 15:21
ネタバレ
最低な答えなんかじゃない、
───わたしはきっと、数ある選択肢のうち、一番辛くて最低な答えを選んだのだと思う。
*
この一文で始まるこの物語。
この一文は色々な意味で私に強烈な印象を与えた。
物語を読み進めるうちに、主人公の葉月の気持ちの想いがつまったこの言葉をどう受け止めていいのか分からなくなった。
少なくとも私は、“最低な答え”だとは思わなかった。
大切な人のために自分を押し殺して他人に成り代わる。
それがもし、後にカナが傷つくことだとしても、カナのそばにいたいという下心があったとしても。
私の目には眩しく写った。
───葉月もカナもイチも。
幸せになってほしいな。
とても細やかな葉月やたまにイチの心理描写に、彼らの苦しみや辛さがよりリアルに伝わってきてとてもよかったです。
2020/07/10 22:36
ネタバレ
神様の隣で、君が笑った。
───神様の隣で、君が笑った。
*
最後まで読み終わって、そのタイトルに込められた深い想いに気づいた時、ただひたすら泣いた。
私自身、半年前に通っていた精神科の先生から少しADHDの傾向があると言われたこともあり、無意識にどんどんページをめくっていた。
自分がADHDであることに影ながら苦しむ菜乃花。その菜乃花を幼なじみの立場から支えようと必死な朝陽。そんな二人をそばで暖かく見守るリュージ。そして、いつも真っ直ぐで“普通”に近づけるように努力する菜乃花にしだいに惹かれていく陸斗。
みながみな、私の目にはとても眩しく写った。
そして、一言では語りきれないほど素晴らしい言葉やセリフを数多く生み出してくれた作者様に感謝します。
この作品は、私にとっていつまでも忘れない作品になるでしょう。
2020/06/02 16:22
ネタバレ
青春を生きる私達へ
初めて本気で好きになった相手は自分の親友が好きだった。
そして、その親友もその相手が好きだった。
───遥の最大の苦しみ。
他にも、自分には将来の夢がないことや、お母さんに優秀な兄と比べられること。
たくさんの悩みを抱えながら、それでも一生懸命生きようとする遥に何度も何度も涙した。
───本音でぶつかること。
それは、簡単なことのように思えて、実はとても勇気ある行動だ。
今の関係を壊すことが怖くて、自分の気持ちさえもはっきりと分からなくて本音をなかなか打ちあけられなかった遥。
そして、弟が怪我をしたのは自分のせいだと一方的に決め付けて、弟の気持ちを聞かずに自分の殻に閉じこもっていた天音。
各登場人物の本音に、とても心を揺さぶられる。
───最後に。
とても深くて、様々なメッセージを受け取れるこの作品は、私の宝物です。
2020/05/21 23:21
ネタバレ
手紙に隠れた想い
本能であり、たとえそれが叶わない不毛の片想いだったとしてもやめられない。
それが恋というもの。
今時手紙という形で想いを告げる人は少ないであろう。
しかし、綺麗な文字に綺麗な文章。
それがたとえ自分ではない誰かに宛てられたものでも、とても暖かい気持ちになる主人公。
文通の相手は、顔を見たこともない、声を聞いたこともない人。
そして、相手を騙している罪悪感に駆られながらも、文通の相手に想いを寄せて言葉を紡ぐ主人公に、不思議と心惹かれた。
お互い嘘はつき続けていたけれど、手紙に書いていた想いは本物であり、手紙の中に嘘はなかったのだと思った。
21ページという短いこのお話。
しかし、その中からは様々な想いやメッセージを受け取れる、そんな素敵な作品です。