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Nia.
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レビュー一覧
2021/01/12 17:19
キミが隣にいる奇跡
大好きなひとが隣にいるということ。その奇跡に出会えて感謝でいっぱいです。ページを捲れば青春の輝きがぎゅっと凝縮された濃厚な時間がやって来ました。それぞれの立場に立つ度に胸の奥が焼けるような痛みを感じて、苦しくて仕方が無くて。片想いのしんどさ、素晴らしさ。その全てが『好きだから臆病になる。好きだからこそ失うのが怖くなる。』というフレーズに刻まれている気がしています。けれど読了後の今残ったのは甘酸っぱさとカタルシス。
人の心って本当に難しい。自分には絶対わからない。でも、相手だって私に対して同じことを感じている。だからこそ、自分に出来ることを精一杯する、不器用でも良いから言葉を真っすぐ伝える、思い切ってぶつかってみる。本作品からは、普段、見落としがちな大切なものを沢山教えてもらえたような気がしています。大好きなみんなが明日も笑って幸せでいてくれますように。素敵な作品をありがとうございました。
大好きなひとが隣にいるということ。その奇跡に出会えて感謝でいっぱいです。ページを捲れば青春の輝きがぎゅっと凝縮された濃厚な時間がやって来ました。それぞれの立場に立つ度に胸の奥が焼けるような痛みを感じて、苦しくて仕方が無くて。片想いのしんどさ、素晴らしさ。その全てが『好きだから臆病になる。好きだからこそ失うのが怖くなる。』というフレーズに刻まれている気がしています。けれど読了後の今残ったのは甘酸っぱさとカタルシス。
人の心って本当に難しい。自分には絶対わからない。でも、相手だって私に対して同じことを感じている。だからこそ、自分に出来ることを精一杯する、不器用でも良いから言葉を真っすぐ伝える、思い切ってぶつかってみる。本作品からは、普段、見落としがちな大切なものを沢山教えてもらえたような気がしています。大好きなみんなが明日も笑って幸せでいてくれますように。素敵な作品をありがとうございました。
2020/12/01 17:58
ネタバレ
冬、消えた陽だまりを抱きしめたい
多様性。引き裂かれるような胸の痛みに奥歯を噛み締める中、頭の中に浮かんだ言葉がこれだ。それが複雑に歪んだ、シビアな世界が広がっていました。小さな町だから目立ってはならない。想太のご家族が周りにどう思われるか。そこまで考えた上での花ちゃんママの言動なのだろうけれど、中学生には分からない、人の思惑がそこにはあって。冷静そうな花ちゃんは気が動転していて、だからこそ突拍子も無い行動に走って。傷だらけの彼女の痛みをそのまま抱きしめて、傍に居たいです。大人たちに反抗をしたくもなったけれど、一番悔しかったのは花ちゃんのお母さんなのかもしれない、と感じました。世間体とか人目とか。そういうモノを気にせずにいられる娘が少しだけ眩しかったかもしれない。でも。どうしようもない現実がそこにはありました。
切に願います。穹にセーラー服が届きますように、と。示唆に富んだ素敵な作品をありがとうございました。
2020/11/27 17:05
ネタバレ
壊れた時計と止まった時間
失ってから知る大切なもの。それが顕著に表れていた本作品。心の傷に塩を塗るような痛みが何度も走りました。人間って常に学んで成長しているようで、実際は学習しない生物なんじゃないか、ってよく思います。無くなってからでは遅いこと。それは幼い時から耳蛸になるほど聞かされてきたお話のはずなのに、やらかしてしまう。痛い目を見ないと気づけない。でも、壊れた心の一部を抱えているからこそ、人は最終的に人、物、問わず、大切に扱う方法を知れるのかもしれないな、なんて感じました。一方的な奉仕や憧れや甘えでは、恋愛関係を築き続けることが出来ない。結局、赤の他人だから。後悔が早紀の時間をまた動かしてくれるよう切に願います。個人的には、夢物語にしない、シビアな終わり方がとても好きでした。どうしようもない現実と私の悔悟が美文に映っていて、心が泣いてくれたお陰で。今、爽快感に満ちています。素敵な作品をありがとうございました。
2020/11/03 00:16
ネタバレ
君が瞳に映るまで
ブ〇〇〇〇〇〇・シンドローム。その難病は原因不明であり、治療方法も確立していない。そんな窮地に立たされた千鶴が出逢ったのは内科医の戸上先生だった
読了後の今、胸が熱くなっています。温かい台詞が詰まった本作品の核心に少しでも触れられるよう、目を見張る美文を一つでも掬い上げることに必死でした
千鶴。その名前を咀嚼して、千羽鶴を想起して。彼女の心が軽くなって、病が治りますように。そして大きな翼を広げて羽ばたけますように。そんな想いが籠っているのではないかと感じています
誰しも一度はついたことのある嘘。けれど、千鶴にとってのそれは痛くて苦しい奈落を足掻き続けるのと同じだった。もしも彼女のように嘘を纏うしかない状況に陥っている人がいたら。戸上先生のように「よく我慢してこられたね」と柔らかい言葉を紡げたら良い。自分にだけは正直になろう、そう思える夜でした
素敵な作品をありがとうございます
2020/08/25 14:06
ネタバレ
狂いは美なのか
読了後の今、私の脈拍数は異常に速い。目に焼き付けられたlunaticの台詞の数々が狂いに満ちていた
テンポ良く進む物語で、次はどうなるのか気になって仕方がなかった。波乱の展開には目が離せない
人は「狂気さは美しい」と言うことがある。それは以前から聞いたことがあった。確かに本作品を読み終えて彼女の心の狂いに一種の神秘性を感じた。危ない存在だとわかっているからこそ魅力的に思えてしまう。まるで、私が本作品に一種の畏怖の念を抱いたのと同じように、そこには中毒性があるのだろう
人の心は美しく、そして脆い。それが壊れていく時、形も変わっていく。その歪みが、狂いが美だという幻想に陥れる。そんな風に感じ取れた
彼女は自分が満足できることを最後までしただけ。それは目的が異常なだけで、過程は普通の人々と何ら変わらない。何時でも簡単に私達は闇に飲み込まれる可能性を孕んでいる。まるで彼女は警鐘の象徴だった