「あいつは絶対俺に振り向かない」 中学の頃から仲がいいあいつと俺。 気が合うし、一緒にいると楽。 そんな単純な理由でいつも一緒にいる。 あいつはきっと、俺のことを友達だと思っているだろうが、 俺は、あいつが好きだ。 中学の頃から、どうしようもなく、好きだ。 「男女の友情って信じる？」 「あいつは、四宮は、信じて疑わないんだよ。 男女の友情ってやつを」 俺の恋は、きっとかなわない。 友達相手の無謀な恋。 それでも捨てられない────大事な想い。 「こじらせてんなぁ、俺」

わたしの彼氏は少しめんどくさい。 すぐこじらせるし ずっとくっつきたがる。 自分の時間が欲しいのに、 束縛されるのは好きじゃないのに。 でもきっとバレてる ──────────── 俺の彼女は俗にいうツンデレだ。 俺のことが好きなくせに、 照れ臭くてそれを隠そうとしてくるのだ。 そんなの無駄なのに、まる分かりなのに、 隠せてる、って思ってるのがかわいい。 でも俺にはわかる─────────── わたしが君のこと大好きだってこと。 あいつは俺が大好きだってこと。 かっこよくて優しくて、でも時々ちょっぴり子供っぽい彼氏が好きでたまらない。 『こじらせカップルはめんどくさい』

入学初日、 初めて会った男の人から 告白され────── 「葉月希穂さん、俺と結婚してください」 ──いいえ、プロポーズされました 「は？絶対無理」 ツンデレ　静かに暮らしたい　 “全てが可愛い”by界人 葉月希穂 イケメン　冷淡(希穂限定甘々)　 “頭おかしい”by希穂 内田界人 即答で断ったはずなのに… 「ねぇ、希穂ちゃん 子供は何人欲しい？」 「キモ」 冷たくあしらってるはずなのに… 「希穂ちゃんのウエディングドレス姿はきっと可愛いよね その場で脱がしちゃうかもしれない…」 「妄想やめて！寒気してくる」 こいつは私を諦めてくれない… その上、 「希穂ちゃん、俺に監禁されるのと俺と結婚するの、どっちが言いい？」 発言がいつもぶっ飛んでいる だけど、 「え、ちょっと待って、それ反則…」 余裕のなさそうな顔や 「えっと…、希穂ちゃんに告白してたのかな？」 時々見せる冷めた笑み 「うん、　結婚しよ？」 人懐っこい笑顔と爆弾発言 いつの間にか頭の中に常に界人がいるようになってしまった… 自覚した気持ちを伝えたら 「ね、希穂ちゃん結婚しよ」 「………ダメ、我慢効かなくなるからあんまり煽らないで」 遠慮がなくなった ──重すぎる男に愛される── start　2022．4．13

『僕のイラストを描いてくれませんか？』 壁際に押しやられ、逃げ場のない状況で甘くささやかれた。 断る以外の選択肢が、あっただろうか。 〈イラストをSNSに投稿する現役女子高生〉 伊吹和胡／@NACo × 〈人気急上昇の学生歌い手〉 来栖鏡夜／かがみ 「あれ、君もしかしてナコさん？」 昼休み誰もいない図書室でイラストを描いているところを見られてしまった。 それをきっかけに、依頼を引き受けてしまって、 ただの依頼で繋がった関係なのに、 「わーこちゃん」 「俺、わこちゃん好きだよ？」 「わーこ」 国宝級のイケボ歌い手が、 ぐいぐいくる。 「わこが俺だけのものになりますよーに？」 この男、少し危ない予感。 〈控えめ真面目女子×子犬系爽やか(腹黒)男子〉 気まぐれ更新

「せーんぱい」 そう呼んでいつも絡んでくる棗くん ベージュの髪にいくつかのピアス いわゆるイケメンで女の子にもちやほやされてる なのに、なぜか私が“好き”らしい─ 〈お人好しな先輩〉 柴田　実乃梨/Minori Shiba × 〈実乃梨にぞっこんらしい後輩〉 棗　伊織/Iori Mactume 「……なので、少しでいいので僕のこと意識してくれませんか？」 弱々しく見つめてきたり 「顔真っ赤ですね」 意地悪く笑ったり 「ははっ、先輩のくせに僕より馬鹿だ」 馬鹿にしてきたりっ… 「俺の、だから 手、出したら殺す」 「一生離さない 覚悟してくださいね?」 ☆ なんだかとてもドキドキするんです どうやら、棗くんからは逃げられないみたいです 執筆開始　2022.2.6(多分…) 完結　2022.4.3 頑張って甘く仕上がるようにします 是非どうぞ