如月 蜜さんのレビュー一覧

★★★★★
2008/07/13 08:41
『純粋に、純粋に』

爽やかで、清々しくて、とてもやさしい物語。 『言葉』を持たない小さな命と暮らした事がある、もしくは暮らしている方は、この作品を読みながら幾つものシーンで頷かれる筈だ。 私たちが想っているよりも、彼らから受ける想いの方が強いのではないかと思う。 言葉の音は違っても、会話は成立していると思う。 派手な演出はなく、ただひたすらに素直に純粋に描かれた物語だからこそ 『小さなしっぽを遠慮がちにふって…』 こんなシーンが泣けてくる。 マリンブルー、素敵な作品でした。 ありがとうございます。

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★★★★★
2008/07/13 02:18
『だいじょうぶ』

うん。 だいじょうぶ。 アナタの一生懸命を アナタのさりげない優しさを そして、その優しさの在り処を ちゃんと見つめてくれる、人がいる。 素敵なメッセージが込められた作品でした。 期間限定作品だそうですので、ぜひ、お早めにどうぞ。

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★★★★★
2008/07/12 23:40
『ドキドキして』

ドキドキして、ゾクゾクして、ラストシーンでジンとくる。 文章力の高い作家さんなので、オープニングから安心して作品の世界にのめり込める。 ネタバレになるようなレビューはあまり書かない主義なので多くは語らないが 物語の設定からそそられる。 『遠野物語』に出てきそうな伝奇っぽい雰囲気から、一気に『ソチラ』に引き込まれ、気付くと最終ページです。 作品を通しての背景音として効果的にある『音』が使われていて溜息が出ました。 『ブライト・ストーン。 それは、『守りの石』』 映画1本分の、価値、あります。

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★★★★★
2008/07/12 21:47
『シリーズものの醍醐味』

『記憶』シリーズ第二段。 このシリーズの作者、もんこさんは切ない恋心を描くのが最高にうまいと思う。 前回のシリーズからのファンも多いであろうキースが主人公の物語。 後半のあるページからは本当に切なくて胸が痛んだ。 けれど、未来は。 『そう…。 未だ、終わっていない。 「運命」を、 繋げなくては――…』 素敵な言葉を、頂きました。 出来れば前作と合わせて、お読み下さいませ。

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★★★★
2008/07/12 17:05
『笑わせること』

人を笑わせる事が出来る人は 悲しいことを知っている人だと思う。 悲しいことを知っているから 人に優しく 落ち込んだり、元気がない人に 笑いという『サプリ』を渡すことが出来るのだ。 この作品には ミチローさんの優しさがつまってます。 完結、お疲れ様でした。

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★★★★★
2008/07/12 10:28
『何の為に戦うのか』

正直に告白しますと 今までで一番レビューを仕上げるまでに時間がかかったのが、この作品です。 私はこの作品を、戦大将さんそのもののように思っていて どう言葉を並べても、このお話の熱を、痛みを、魂を伝えきれないのではないかと感じてしまって。 なので、直球で行きましょう。 ぜひ読んで、感じて下さい。 こんなにも心を熱くする作品、あるのですよ、皆様。 何の為に戦うのか?答えを見つけるのは、アナタです。

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★★★★★
2008/07/10 17:51
『素敵なんです』

ふいに読みたくなるのです。 人間関係に疲れた時に 仕事で上手くいかない時に 何となく石ころ蹴飛ばしたい時に。 私の今のお気に入りは 『らいおん。』『ねこ。』『かんりあ。』『かめ。』『はりねずみ。』 その時の気分で会いたい動物さんが変わってきます。 現在新作を執筆中とか ぜひ、癒されにいって下さいませ。

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★★★★★
2008/07/09 04:54
『想い合うキモチ』

誰かをすきになる。 相手も自分をすきになる。 それが、理想。 けれど。 現実はそうそう上手くいかなくて すきな人に彼女がいてみたり 友達と同じ人をすきになってしまったり。 ただ、すきなひとと、一緒に仲良く過ごしていきたいだけなのに どうしてこんなにも上手くいかないのだろう。 本当は絶対にやってはイケナイ事さえ『だってすきなんだもん』というキモチが、恋する女性をアクマに変える事もある。 けれど 登場人物、全てが それぞれに悩み、傷ついているから 敵役のキャラクターにさえ、エールを送りたくなってしまう。 最後の最後に、しっかりと『南京錠』と共に、つながれた気持ち。 素直に喜べました。素敵な恋愛小説です。

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★★★★★
2008/07/09 04:24
『綴る』

ひとつの詩の中に 誰かしらの影をみる 決して長くはない言葉の中に 綴られた想いを探る 長くない作品だからこそ ダイレクトに感じました。 素敵です。

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★★★★★
2008/07/08 06:07
『伝えたい想い』

伝えたい想いがある 伝えたい言葉がある そのメッセージを強く受け取る事が出来る作品です。 私は以前から彼女の、葵さんの作品のファンでしたから、もちろん前作も読ませていただいているのですが それでも 後半、苦しくて、切なくて 今、こうしてキーボードを打っている間も、涙で視界がぼやけて うまく、文字が打てません。 たくさんの想いを受け止めてきたからこそ 今の彼女があるのでしょう。 たくさんの痛みを知っているから 今の彼女はみんなに愛情を分けられるのでしょう。 心の傷を抉りながら、書ききった彼女に これからたくさんの幸せが、訪れますように。 流し読みでなく ゆっくり、読んでみて下さい。

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★★★★★
2008/07/08 02:24
『ぎゅっとくる』

佐々木さんはね 可愛いのですよ、オッサンのくせに 健気なんですよ、オッサンのくせに 恥ずかしがりやなんですよ、オッサンのくせに あ。オッサンをばかにしている訳ではありません。 こんなにも一生懸命で可愛いオッサンもいるのだという事を、告げたいだけなのです。 ある日アナタのお部屋に、チッサイオッサンが現れたらどうしますか? つまんで捨てる?虫かごで飼ってみる?それとも、ワイドショーとか呼んでみる?? 間違っても、適当な友人や、某掲示板には相談したりしないでネ? きっとアナタは、いつか、そのオッサンを抱きしめたくなりますよ。 ほんとうよ。 でね、胸がぎゅっと、切なくなる筈。 出来る事なら 私もオッサンに逢いたいです。

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★★★★
2008/07/08 00:15
『恋愛だけでなく』

この作品はノンフィクションの恋愛ものです。 です、が、私は読んでいて、主人公とその『家族』になった親友の交流を見て 青春、友情ジャンルでも読み応えがあると思いました。 お互いが辛いときに、表面上の言葉でなく 本音で、相手を想った言葉が伝えられる そんな友人が1人でもいれば、どんな苦しい時も、乗り越えられるかもしれない。 もちろん恋愛的な素敵なシーンもたくさんあり 私はラスト付近のある台詞を読んで非常に感動したのですが ここで書いてしまうのは勿体ないので ぜひ、作品を読んで、アナタ自身の目で、探して下さいませ。

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★★★★★
2008/07/07 01:35
『感じる』

視線。 吐息。 言葉。 それから、ココロ。 魅力的なキャラクターに腕を掴まれ 気付けば祠さんの描く世界の中にいた。 キャラクターの想いを、祠さんの想いを、作品の中からしっかり受け取りました。 一気読みがオススメ。 はまります。 どうか今すぐ作品に飛んで下さい。 今すぐ。

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★★★★
2008/07/02 01:24
『響くもの』

伝えたい想いは何か 感じてもらいたい事は何か 文章の美しさや表現方法に拘り過ぎて わたし達は時々何故書き始めたのかを忘れてしまってはいないだろうか? この作品からはダイレクトに伝わってくるものがある。 わたしはじゅりさんの作品から、何を盗むことが出来るだろうか。 幼児虐待から目をそむけず、勉強して書き上げた作品が、此処にある。

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★★★★
2008/07/01 05:36
『読んでからのお楽しみ』

今ノリにノッテルミチローさんのラブコメです。 このお話は前半よりも中盤以降の吸引力が素晴らしいです。 あるページ以降からはラストが気になって途中で読む事をやめられなくなりました。 個人的にメイちゃんのキャラがすきだったので、次回のお話が楽しみです。 タイトルの×××の衝撃(?)は完読後に! ぜひどうぞ。

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★★★★
2008/07/01 04:56
『完結させるということ』

このお話がはじめての作品だそうです。 想っている事を、感じている事を、伝える事の難しさ、楽しさ。 それらを初めて経験して、この作品が仕上がりました。 大切に想う気持ち けれど、どこかでクロスする事なく平行線のまま着地する場を無くしてしまった気持ち。 経験がある方も、ない方も ぜひ読んでみて下さい。 書く楽しさを、思い出すことが出来るかもしれません。

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★★★★
2008/07/01 01:26
『リズム感』

この作品には、この文章のリズム感が最高です。 やさしい絵本になりそうです。 素敵でした。

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★★★★★
2008/06/27 15:36
『またたびもって』

遊びに行きたい、この町に。 きっとどこかにあるのですよ。 メタボな三匹のネコ神様がいる町が。 私自身がネコと暮らして長いせいもありますが、ネコ達の台詞が可愛くてなりません。 風ネコと家ネコはね、性格も話し方も違うのですよ。 もう、一作ごとにツボに入ります。 思わずウチのにゃあを抱きしめて、肉球をふみふみしたくなります。 ネコ達がネコ神様に、何をお願いするのか、知りたいと思いませんか? どうぞ、ページを捲って下さいませ。

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★★★★★
2008/06/27 14:40
『カンジル』

ココロにクツズレ そんなアナタにカンジテホシイ。 この作品に関しては、ここで私が『語る』より、すぐに読みにいっていただいて 直接『感じて』いただいた方が良ろしいのではないかと。 何を『カンジル』かは、アナタの自由ですが。 『目』でなく『心』で読む作品である事は、確かだと思います←語ってますネ。

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★★★★★
2008/06/25 03:28
『痛みを知る者』

この作品には『意外』なラストが待ち受けている。 けれど、その『意外』は『現実』に起こりえる『意外』であり、だからこそ私達は、ふいをつかれて戸惑うのだ。 作品には必ず書き手の魂がこもる。 オキルスさんは、その痛みを知る方なのかもしれない。 その相手とその時間、過ごした想いは消えず、きっと暖かな涙になる。 このラストが、幸せへの道標になる事を願っての☆5つ。 メトロノームの使い方が秀逸。鳥肌。 本当にオキルスさんはラストページの魅せ方がうまい。

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