と、考えさせてくる作品でした。

やさしくていねいに紡がれる言葉がとても読みやすく、すっと物語の中に入ったが最後。ふたりの恋路を見届けるまでは抜け出せない、ふしぎな色を持った作品だと思います。

幼なじみには特別感があるけどそれは周りが勝手に判断してるだけかも、と思ってましたが、幼なじみだからこそすれ違いこじれるふたりを見ていると、やっぱりそこにずかずか入るにはためらってしまう、閉鎖的な関係性があるなあ……と。

幼なじみという明確な名前があるからこそ簡単には抜け出せない。

〝ちょっと、もう無理かも〟
千草のこのセリフが特に刺さりました。

公開してから４、５年経っているようですが、今さらでも出会えたことに感謝です。

初めてレビューさせていただきます！


最初は反発する美少女とモテ男子が、アズコンという学校のイベントを通して恋愛に発展していく様が面白かったです。

ただ恋愛するだけではなく、美乃里ちゃんの家族たちも関わってきて、二人が惹かれ合う感情の変化に感情移入できました。

だからこそアズコンのシーンは、拍手を送りたくなったし、「青春だ」とほっこりしました。


甘さとキラキラがいっぱい！
これがときめき……！