きゅんが止まらない。ゆっくり深まっていく大人の恋。大きな波風はないけど、自然に寄り添って距離が縮まり、でもその距離が少し離れた事で、お互いの大切さに気付き、どっぷりハマっているのが、もうたまらない。この2人ならではの空気感が良かった！！

ヒーローとヒロインの離婚約、勝手な想像でお互いを知るうちに好きになって、離婚出来ないパターン？で、2人を追いやった王太子と婚約者がヒロインがいなくなって困るやつかな。と思ったら、ごめんなさい、全く違って、めっちゃ面白かった！！
ヒロインの自分の特異性がある事で素直になれないところがちょっとだけ切なかったり、ツンデレな所が可愛かったし、ヒーローの素直さったら、もう♡自分の気持ちを認めた時点で、離婚約撤回、即溺愛。もうデレデレ。そりゃ、ヒロイン、懐柔されるよー。周りの人もヒロインの特異体質も性格も生き方も認めていて、愛されていたヒロイン。すっごく良かったー。

女性アレルギーの大河が芽衣に一直線、甘々で途中、何か裏があるのでは？？と疑ってしまった。笑
芽衣の兄と大河が友達ということもあり、芽衣の結婚理想像や性格など直接会ってはいないが、大河は芽衣の人となりを知っていたし、男性恐怖症の芽衣への理解も出来、本能で芽衣を求め、受け入れてたのかな。
芽衣の正義感の強さで人を助けたけど、逆に自分が傷ついたりして、しかもそれを自分だけで抱えているところが切なく、それを理解して全て受け入れて、さらに芽衣だけを求める大河が芽衣の人生に現れて良かった。英雄にも幸せになってほしいけど、何せ、自分を顧みない程のお人好しだからなぁ･･･。笑　

途中で読み間違えたのかと思うくらい、人物像が変わり、ラストの大どんでん返しにビックリ！！気持ちとしてはヒロイン応援視点で読んでいたから、衝撃がデカすぎた。笑

お互い、大好き同士で結婚したのに、蒼士が会社の一族ということで、周りから心無い言葉ややっかみをかけられてた水惟。デザインの才能もあるのに、自信がなかったために、蒼士に迷惑をかけないように、我慢して、頑張りすぎて、心が折れた水惟。そんな水惟を守るために離婚を選んだ蒼士。精神脆弱の中の離婚は水惟にはかなりのダメージを与え、記憶障害まで。もう、切なすぎた。そんな水惟や蒼士の事情を知って見守る先輩や仕事仲間の優しさも素敵だった。時を経て、また水惟自体が自ら立ち上がって、蒼士に向き合い、蒼士もずーっと変わらない愛で、水惟を守っていてハピエン。最高。