途中まで桃に対する苛めの酷さに読みながら泣きそうになりました。特に大河が酷くて私も大嫌いでした。読みながら光輝も花蓮も嫌いだったし、親も嫌いでした。悠太は嫌いではないけど、慰めはするけど根本的な解決はしないので「こいつもイマイチよね」と思っていました。桃が記憶喪失になって苦しむ大河を桃が可哀想になりながらも「ざま~みろ!苦しめ!」と思っていました。「桃が記憶喪失になったのは余程俺との事を忘れたかったせいか…?」と苦しむのも「ざま~みろ」としか思えませんでした。いくら愛情の裏返しと言え、大河は大概な男です。「残念な方」は濡れ衣でも、あいつなら言いかねん…と思われてる段階で人間的にアウトなんですよね。ここまで嫌いなヒーローも初めてで、ある意味非常に新鮮です。私なら航我か高橋くんです。高橋くんは自己肯定が低い桃の救世主です。あまりの哀しさ切なさに一気読みです。是非読んでみてください。お奨めです。