【この世の果てでも追う男×この世で唯一無二の女】 森咲 愛子(もりさき あいこ) 二十六歳、女性。 歴史の長い老舗呉服店のお嬢様。 お嬢様学校で平々凡々に過ごしていた。 大学卒業後に、実家である呉服店で働き始めるも、何か自分の力で仕事をしたいと思い、ファッションモデルの道を志す。 性格はおっとりとして、物腰柔らか。なのに何処か頑固で古風さが老舗呉服店の娘であることを思わせる。 黒崎 颯(くろさき はやて) 二十七歳、男性。 大手服飾会社のデザイナー兼社長。 会社の看板であるハイブランド『シュヴァルツ』を担当する。 性格は飄々としていて掴み所がない。上から目線で物を言うが、さっぱりしているお陰で滅多に敵を作らない。らしい。

この人、こんな辺境の斜陽令嬢を追いかけて来るなんて、正気なの？ …でも、この一途さに、包まれてみたい。 貴方の真っ直ぐな瞳に射貫かれたい。 『だって、一目惚れした自分の気持ちは、裏切れないだろ？』 ………ーーーーー♡♡♡ーーーーー……… 【人物紹介】 白城麟斗・26歳・男性 周囲に反対されても押し通す、強靭な神経を持つ。 衆目美麗な、男らしく整った身体をしている。 国一番のホテル経営会社の社長。 傾いていた凛子の旅館を傘下にして、凛子をも娶った。 × 蝶野凛子・25歳・女性 表向きは気丈な女性だが、時には誰かに甘えたいという脆いところもある。 誰もが振り向く美人である。 斜陽気味な旅館経営のお嬢様。 幼馴染みであり、親会社の社長となった麟太郎に娶られる事に。