花丘きよさんのレビュー一覧
随分ケータイ小説から離れていましたが、久しぶりにサイトにお邪魔したところ、素敵な作品に巡り会えました。作中に出てくるさりげないアイテム、言葉のチョイスひとつひとつが可愛くて、上手い!と感動いたしました(*^^*)作者様の抜群のセンスが、物語全体のあたたかく柔らかな雰囲気を作り上げています。 不器用なふたりのかけあいには、読んでいてこちらまでそわそわしたり、にこにこしたり。素敵な時間を頂きました。また恋愛だけではなく、いち社会人としての姿勢もしっかり描ききっているところが素晴らしいです。恋も仕事もひたむきな二人に、私も頑張ろう!なんて思いましたし、学ばせて頂きました笑 とても良いものを読ませていただきました。ありがとうございました!
思春期、誰もがきっと胸に抱いた「衝動」「憧れ」「優劣」。 この時期を境に、二人の世界はその不協和音をさらに強いものにしていく。 別々の道を歩んだ二人。 それでも胸には、いつも同じ痛みがあった。 たくさんの痛みを抱えたあとには、なにが待つのか。 かつて子供であったひと これから大人になるひと そのさきを前にするひと 思春期特有の、壊れそうで甘い痛みを知るすべてのひとに読んでいただきたい。 黒い渦に呑まれそうになりながらも、ただひとつ大切なものを守るため 清くありつづけた彼ら。 きっとあなたも、心震えるはず。
3人のアリスが迷い込んだ世界。それは太陽が治める国。 歌う獅子、賢者―さまざまなものと出会い、愛を育み成長してゆく彼女たち。 読み終わったあとにはきっと、あたたかな歌が聞こえてくるはずです。
パステルカラーの世界に溶ける、幸福と切なさ。 彼と彼女のやさしいまなざしが、じんわりと心にしみます。 ほんのすこし、時間を忘れて ゆるりとした空間に浸ってみませんか。
繊細な文章で綴られるリアリティ。 誰もが抱える痛み 世界に溢れる矛盾 美しい文章と、作品にこめられたメッセージの深さに鳥肌が立ちました。 是非。
美しいことばと美しい景色に包まれて、読み終わったあとにはきっと、あなたも心地良さに溜息を零すはず。 軽やかにターンし、歌う彼女。 さりげない日常の片隅、きらきらと輝く世界を、あなたもちょっとだけ覗いてみませんか。
−始まりは、終わったからやってくる− 移り行く季節、切り取られた日常の景色の中 しっかりと地に足をつけ、前を見据える彼女。 その力強さに、こちらも背筋が伸びました。 「さよなら」からはじまる、これから。 白く輝く世界を、是非、あなたにも見てほしい。 .
幼なじみのカナとヨシ。 あたたかく優しい、彼らの時間。 誰かを大切に思う気持ち。 溢れる愛しさ。 輝く、一瞬一瞬。 いつまでも大切にしたい、忘れたくない「大好き」の気持ちが、この物語にはつまっています。
可哀相、という言葉が、こんなにも優しく、あたたかく感じられたのは、初めてです。 母と子。 不器用だけれど真っ直ぐな、愛のかたち。 是非。
人間の醜い部分 美しい部分 生きるということ 愛するということ それらがギュッと詰まった、鋭くて、とても温かい物語でした。 「生きる」ということについて、あらためて考えさせられました。