鐘塚さんのレビュー一覧
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綺麗な表現力と繊細な心理描写で語られるスローペースで情景の美しい作品です。 説明文にもある通り、最後は壮大な隠し種があります。 ですが、その部分はあまり意識せずに読むことをオススメします。 素直な気持ちでストーリーを受け入れていけば、きっと驚愕間違いなしです。
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女の子の想いの丈を強く強く、これでもかと言わんばかりに出している詩です。 自分が男だからと言うのもあれですが、かなり女性向きの詩なのだと思います。 とは言え男性でも一部の人間は共感出来るのではないでしょうか。 13ページですが内容はとても濃密です♪
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生死を題材にしたファンタジー作品。 退廃的な雰囲気の中で語られる物語で、そのテーマも生死を扱っているだけあり、言わずもがな重い。 でもそれと対照的にキャラクター自身には重い雰囲気が薄い(一部除く)があったりと重くなりすぎないような工夫もあるので作品として良く出来上がってます。 100ページ以上の作品ですが長すぎない作品なのですらすら読めると思います。
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たった11ページの作品なのに非常に膨大な意味を持つ人間ドラマが隠れている。 何だか小説の始まり数ページを読んでいるかのようなそんな文学的な作品です。 野いちごではまず見ない作風です。 野いちごの王道な恋愛物に慣れすぎて飽きてしまった人に読んで欲しいですね。
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主人公を中学生と言う微妙な年頃の女の子にしているので、心の小さなわだかまりやそれについて悩んだりしている所が違和感なく、そしてよりリアリティを持った作品になっていると思います。 でも、もし中学生じゃ無かったとしても十分なくらいにリアルな心情を唱えられる作品になっていたはずです。 この作品の冒頭で主人公の考える事に共感する事が少しでもあれば絶対最後まで読んでもらいたい。 そんな作品です。
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100ページ以上の作品ですが、1ページはあまり長くないのでテンポ良く読めます。 何よりも琉生君が優しい。これに尽きるし、これこそがこの作品の売り。 琉生君は最後まで一途に素直に想い続け、紆余曲折をえながら長い時間を掛けて恋を成就させようとします。 でも春美は…おっとこれ以上は読んでのお楽しみで(笑)
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つっこみ所は多々あるけども、何よりも作者の書きたい事や意志が「これでもかっ!」って言うくらい詰め込まれた作品だと思います。 判定が厳しいかなとは思いましたが今後の期待を込めて、あえての★4です。 天馬君…(´Д`)
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ふとこの作品に出会い、本棚に入れて何日かに分けてゆっくり読んでいくつもりだったのに、いつの間にか今日一日で全部読んでしまいました!w 一つ一つの小さな事にも何故か長い説明が入ったりと、始めは不思議に思っていました。 でも、そこにはちゃんと理由があり、読めば読むほどその理由が分かり始めてきたりと話が先に進む度に関心させられたり、鳥肌がたったりしながらも読むペースが落ちないまま結局最後まで読んでしまいました。 詮索は抜きにして、とりあえず読んでほしい作品です。 それにしても、「物件」て言い方どうなのよw